猫から見たK-POP

ガールグループ中心に思ったこと書いてます。

2022-01-01から1年間の記事一覧

WIZONEとして眺めるIVE

去年の春に惜しまれつつ2年半にわたる活動を終了したIZONE。2022年の今年はその12人それぞれが音楽や演技に活躍を見せて、いよいよ新たな道を歩き始めたことを印象付けた1年になった。 その中でも元メンバーが2名づつ在籍しているIVEとLE SSERAFIMの登場は、…

(G)-IDLEとの向き合いかた

5枚目のミニアルバム「I love」からのタイトル曲「Nxde(ヌード)」が大ヒットしていた(G)-IDLE。挑発的な歌詞で外部の偏見を跳ね返しながら華麗な舞台を披露する姿は絢爛豪華で自信に満ちていて、いまKPOPという言葉が喚起するイメージを音楽的にも視覚的に…

LE SSERAFIM「THE WORLD IS MY OYSTER」

LE SSERAFIMが5名のメンバーを揃えてデビューするまでの日々に密着したドキュメンタリー「THE WORLD IS MY OYSTER」を見た。 www.youtube.com HYBE初のガールグループという謳い文句でデビューして期待通りの活躍を見せた一方で、中心的なメンバーがスキャン…

夏の終わりのKPOP

徐々に涼しさを感じる時間が増えてきたような今日この頃、この夏を彩った3つのKPOPを振り返る記事です。 まず6月20日リリースなので3か月も前の話になるけど、Kep1erの2枚目のミニアルバム「DOUBLAST」からタイトル曲「Up!」。 www.youtube.com ケプラと言え…

NewJeansのCookieをかじりながらaespaを思う

5人の少女のシルエット、その背後を横切って転がる巨大なクッキー、気の抜けた「イーヤー」という謎のセリフに、浮かび上がる曲のタイトルは「Cookie」。「私が作ったクッキー、君のために焼いたの」、可愛らしい歌詞はこう続ける、「でもね、ただじゃない」…

日本のアイドル、国際競争力、XG

XG

KPOPの世界的な人気が明らかになって以来、国内では48系のグループに代表されるアイドルへの批判が起こり、それに対しアイドル知識人により反論がなされるという光景が繰り返されるようになっている。 KPOPが絶好調だからといって別に日本のアイドル業界が苦…

あいが飛び交う。Red Velvet「WILDSIDE」

ちょっと前(3月28日)に発表されてたRed Velvetの日本オリジナル曲「WILDSIDE」にかなり強い印象を持ったんだけど、当時は界隈であまり話題にならなかったのが不思議だった。韓国でのカムバ曲「Feel My Rhythm」と一週間違いの公開だったせいかもしれない。…

LE SSERAFIMの複雑な幕開け

BTS生みの親であるパン・シヒョクが直々にプロデュースを行うHYBE初の女性アイドル、しかもIZONE出身の宮脇咲良&キム・チェウォンが揃って合流するということで正式発表前から大きな注目を集めていたグループが「LE SSERAFIM(ルセラフィム)」として5月2日…

CLASS:yのスタート。「SHUT DOWN」

5月5日にファーストミニアルバム「CLASS IS OVER」を発表して、タイトル曲「SHUT DOWN」で本格的な音楽活動を開始したCLASS:y(クラッシー)。所属事務所のM25は事実上、過去にティアラやDIAを輩出した実績を持つMBKということで、音楽のクオリティとパフォ…

とある復活、ひとつの理想。最近のKPop

最近KPopを聴いていて、タイトル曲だけでなくアルバム全体で良いなと思えることが続いている。なのでこの記事ではアルバムの収録曲を中心にVIVIZ、DREAMCATCHER、PURPLEKISSという特に気になった3組のカムバを振り返った。 VIVIZ「Beam Of Prism」 現在エム…

息を止めて跳べ。IVE「LOVE DIVE」

IVE

昨年12月の「ELEVEN」による華々しいデビューの記憶がいまだ鮮明なIVEが4月5日に「LOVE DIVE」で戻って来た。 www.youtube.com 題名や歌詞から伝わるものを言葉通りに受け取るなら、これは恋愛において一歩踏み出す勇気を歌った曲のはずなのに、その全体が醸…

Weeeklyについていく。「Ven para」

1年前の今頃に公開されたWeeekly「After School」の公式MV再生回数が1億2000万を超えてた。大手に所属しているわけでもない新人アイドルが記録した数字としては破格かもしれないけれど、「After School」はそれくらい反応があって良い曲だと思うので驚かない…

若さゆえに。STAYC「Young Luv」

STAYCと言えばその音楽だけでなくメンバーの高いボーカルスキルや華やかさも注目されて、中小事務所の新人グループながらデビュー以来とても順調な活動を続けてきた。2月21日発売になった4枚目のCD「YOUNG-LUV.COM」も、STAYCがそうして得てきた高い評価をア…

年明けのKPop。Kep1er、Woo! Ah!そしてFromis-9

もう2月も後半ということで少し前の話題になってしまうけど、2022年1月の印象に残った3組のグループについて振り返る記事です。 Kep1er「WA DA DA」 大型オーディション番組「Girls Planet 999」から誕生したKep1erはデビュー曲「WA DA DA」で音楽番組1位を…

2021→2022年、世代の変り目に思う

KPopを追いかけていて感じる面白さのひとつに、アイドルを世代でひとまとめに出来るということがある。韓国のアイドルは契約の関係で長くても7年程度の活動期間に留まることが多く、様々な会社から次々と生まれるグループのデビューと解散のタイミングがなん…