2017MAMA in JAPANでデビューしたと見せかけて、実はまだデビューしてなかったプロミスナイン。先日デビューショーケースを開催して「To Heart」を初披露。音楽番組へ出演して正式にグループとしての活動を開始しました。
軽快なメロディーに乗せて瑞々しい恋心を歌った デビュー曲「To Heart」。
MAMAで華々しく披露された「Glass Shoes」ほどのスケール感はないものの、その爽やかな可愛らしさは希望に満ちたアイドルのデビュー曲として相応しいと感じました。
同時に披露された「Miracle」。まるで男子のようなキレのあるダンスとメロディーが特徴的。かっこいい。イェーイは可愛い。
そしてfromis_9といえばオーディション番組「アイドル学校」から生まれたグループ。
番組自体は色々と批判もあり大成功とは言えなかったようですが、こうして現実のアイドルグループとして活動を始めた以上、彼女達の真価が問われるのはこれから。終わった番組の評価とは関係なく、新たに人気を得ていって欲しいと思います。
その「アイドル学校」とは学校の名前の通り、事務所に属していない女子を集めてアイドルとして成長させるという番組コンセプトでした。
しかし最終的に選ばれたメンバーは訓練生キャリアや芸能活動経験のある人がほとんどで、唯一チャン・ギュリさんだけがいわゆる普通の人。なのでグループ全体として純粋に技能的な面ではそれほどの不足はないとも言えます。
ただし、これは期待と不安の両面から感じることなんですが、一般的なアイドルグループとfromis_9は、そのスタートの仕方が大きく違います。
同じ事務所に属して同じ目標を見据えて、共に厳しい訓練生時代を何年か過ごし、ようやくデビューを勝ち取るというメンバー共通の過程がfromis_9メンバーにはない。
公募型のオーディション番組から生まれたグループはふつう期間限定のようです。IOIもそうだったし、Wanna Oneもその予定です。つまり短期決戦型とも言える。
しかもこの二組は絶大な人気を誇り、そのことが求心力にもなっています。
fromis_9は所属事務所も決まり、特別なアナウンスもないことから、期間限定などではない普通のアイドルとして長い活動期間に入ると思われます。
番組からグループが生まれて今回のデビューまで半年もないので、本当のチームワークが出来上がるのはおそらくこれからなのでしょう。VLIVEなんかを見てても、メンバー同士のやりとりにまだ少し違和感を感じる気がします。
特にベク・ジホンさんはひとりだけ年が離れているせいもあるのか(他メンバーと3~6歳の差)、明らかに周りから浮いて見える場面も。
グループの存在感にしても、番組のおかげで多少の知名度はあるほうですが、一般的にはまだまだ。
でも個人的にはこうしたことも、心配というより楽しみだと感じてます。fromis_9が本当にひとつのチームに成長する過程を追っていけるかもしれない。
なにより、これまでステージで披露された3曲を聞くと、これから先どこまでのスケール感を持ったグループになるのか楽しみです。
※2019.01.26追記
順調な活動を通して無事に一周年を迎えたfromis_9。ちょうどファンダムの新名称「flover」も発表され、同じタイミングで日本活動も開始。今年も更なる飛躍が期待されます。
この一年前の記事を読み直して思うのは、別に練習生時代を共に過ごさなかったからと言ってチームワークには特に影響しないんだな、ということ。
私がfromis_9でいちばん好きな所は、パフォーマンスの素晴らしさもあるけれど、それよりなによりメンバー同士の仲の良さです。以前には危惧していた部分が、今では最も好きな部分になってます。
これからも色々あるだろうけれど、9人が一緒になって頑張っていく姿をずっと応援していきたいなと思います。