猫から見たK-POP

ガールグループ中心に思ったこと書いてます。

Lovelyzに見る、アイドルと作曲家の幸福な関係。

韓国の有名な歌手からなる芸術団が4月にピョンヤンを訪れるそうで、その錚々たる顔ぶれの中に唯一のアイドルグループとしてレッベルの名前が挙がって話題になってました。

数多いKPOPアイドルの中にあってわりと特徴的な存在感のレッベルが、一体ピョンヤンの地で何を歌うのか? ってところが興味深いです。Red FlavorでもRussian RouletteでもBad boyでも、何を歌っても面白いことになりそう。

韓国のアイドルが北朝鮮を訪れるといえば、かつてはジェックスキスやピンクル・神話などといった先輩達がピョンヤンで公演を行った過去があったそうです。そう考えると南北関係もいつだって険悪だったわけではないんだなと思いました。

ただ報道などを見ていると、ここ最近の融和ムードが今までの山あり谷ありの両国関係の、単なる新しい休憩地点でもなさそうなところが気になります。休戦協定がどうとか、ノーベル平和賞がどうとかいう派手な言葉が行き交うところを見ると、ひょっとしたら教科書に載るような歴史的大転換があるのかもしれない。

もしそんなことになったあかつきには、どこかのアイドルプロデュサーがPYN48とか言い出したらノーベル平和賞のおこぼれにあずかれるかも。ちなみに朝鮮半島には「男は南。女は北」みたいな言葉があるらしいです。つまりチャンス。

 

それで本題なんですが、今回の韓国の芸術団を代表するのがユン・サン氏(49)。

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ラブリズの代表曲を多く手がける作曲ユニットONEPIECEの中心人物にして、自身もシンガーソングライターとして大成功したミュージシャン。通称「ラブリズのお父さん」。

デビュー直後に歌手として早すぎる成功を収めてしまったせいで目標を見失い、アメリカに渡ってバークリー音楽大学に通うなどして、7年もの期間を音楽の勉強に費やした人物でもあります。

というような事を最近知って、面白いなと思いました。

KPOPアイドルの曲といえば、たとえそれが韓国人でもスウェーデン人でも、多くは作曲や編曲を専門とする人が手がけるもの。

ところがラブリズの場合、かつて韓国で一時代を築いた歌手でもある人物のプロデュースによってその優れた楽曲が生み出されているという点が特別。

ユン・サン氏のミュージシャンとしての実力と学識によってラブリズの楽曲が優れたものになるということ以上に考えたいのは、アイドルとミュージシャンとの人間的なつながり・関係でしょうか。

「Now we」で一位を取ったときにステージで感謝の言葉を捧げたように、ラブリズのメンバーにとっては音楽界の大先輩以上の存在に違いない。

こういう師弟関係といった感じ、アイドルの世界には珍しいので、なんか良いなと思いました。特に最近は大手事務所を中心に、世界中から集められた優秀な作曲家の手によってヒット曲を生み出すというシステムが普通になりつつあります。確かにこれは合理的で洗練されたシステムだと思います。

ただ、そんな中でのラブリズとユン・サン氏の関係は、なにか他にない情熱のようなものを感じさせるし、特に応援したくなります。

ユン・サン氏のミュージシャンとしての曲を聴いてみたところ、日本で例えるならば、徳永英明がいきなりアイドルプロデュースするようなことかもしれないとか思いました。あと、作曲ユニットのONEPIECEのネーミングから分かるように、ご本人も例の漫画のファンらしいです。