猫から見たK-POP

ガールグループ中心に思ったこと書いてます。

GFRIENDだけが歩ける王道。「Time for the moon night」

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洗練されたビジュアルやグループコンセプトを打ち出して、派手な存在感を示すトップアイドル達。彼女達の影響力はステージを飛び出して、モデルのようにファッション誌に登場したり、コスメブランドの広告塔になったりはもう普通のこと。

しかし、たとえ同じような事をしていても、GFRIENDはそうした派手な存在感とは少し距離のあるアイドル、と言ってしまってもいいでしょう。

懸命に足を動かす様子を隠し切れない水鳥とでもいうのか。間違いなく可愛いし、輝いているのに、どこか独特の愛嬌が生まれてしまうグループ。

GFRIENDの今回のカムバック、そんな自分たちの姿を見極めて、着実に一歩前へ進んだという印象を受けました。

 

月夜に抱く密かな恋心は儚げにも見えて、同時に無限の夜空へ解き放たれるような広がりも感じさせる「Time for the moon night」。

GFRIENDにしか表現できない疾走感と美しく劇的な旋律。寂しげな陰影を感じさせながらも爽やかな感動に誘うこの曲は、「Rough」「NAVILLERA」からの順調な流れを感じさせる、彼女達の代表作に加えられるべき一曲だと感じました。

メロディの美しさと力強さ、それをステージで表現できる6人の存在という、アイドルとしての簡潔な魅力こそがGFRIENDのアイデンティティ。

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加えて、前作・前々作で少々停滞を感じさせたGFRIENDが、タイトル曲に新たな作曲家を迎えることで、今後の指針となるような曲が誕生したことは大きいと思います。

「Rough」や「NAVILLERA」に象徴されるコンセプトを守りながら、これから更に表現の幅が広がっていくことが期待されます。

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そして今回のカムバック、メンバーの全員がビジュアルを一新したかのように輝いて見えるのも注目点。特に上の動画でサムネにもなってる3人です。

落ち着いた色に髪を染めて一気に綺麗なお姉さん化したシンビさんや、ロングも似合うことを証明したウナさん。

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ウナさんはデビュー直後もロングでしたが、あの頃と比べると同じロングでも別人のような美しさです。シンビさんは後頭部しか映ってませんが。

そして何よりイェリンさんが過去最高のイェリンさんです。キラキラしてて主人公感あります。なので画像も多いです。

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「センガンナ~ヌンバム!」のとこが特に好きです。

 

以下は他のアルバム収録曲について。

今回のサブ活動曲「LoveBug」。

恋する心をホタルに見立てたという、軽快でメロディアスな良曲。

「Time for the moon night」の幻想的な雰囲気とは一変、ポップな衣装とかわいらしい振り付けが印象的です。

 

アルバムの隠された主役とも言うべき「フィリフィリ(Flower Garden)」。

「Time for the moon night」に代わって今回のタイトル曲になる可能性もあったという噂も納得の完成度を誇る、GFRIEND特有の疾走感と切なさで感情を揺さぶる一曲。

聞けば誰もがステージでの振り付けがないことを惜しむだろう出来栄えです。フィリフィリというのは花びらが舞う様子を表した擬声語だそう。日本語で言うところのひらひら、でしょうか。

サビの部分をユジュさんと分け合う、ウナさんの高音が本当に美しい。

 

6人による美しいバラード「Bye」。

恋の終わりを歌った、一篇の映画を締めくくるような風格ある一曲。6人が歌声を重ねる辺り、現在のGFRIENDの存在感を象徴するような感動があります。

 

こうして見てくると今回のカムバック、自分たちの魅力を自覚し、颯爽とした足取りで新たな歩みを始めたGFRIENDの姿を強く印象付けるものになったと感じます。

王道というのは誰もが目指す道ですが、実際に歩き続ける事を許されるのは、その名の通り一握りの存在。

素直で美しく前向きな旋律と共に、懸命に歌い踊るGFRIENDの6人には、その道を真っ直ぐ歩いていく力と覚悟があるように思いました。