GFRIENDの「time for the moon night」を聞いていたとき、一瞬、 Dreamcatcherもこういう曲を歌えば今とは違った人気が出るんだろうな、なんていう想像が浮んですぐに消えたことがありました。
その時は特に深く考えることもなかったんですが、しばらく後で下の記事に触れて、その一瞬の思い付きが甦って驚くことに。
“カムバック”「DREAMCATCHER」、「GFRIEND」とのコラボを希望「比較されることが光栄」│韓国音楽K-POP│韓国ドラマ・韓流ドラマ 韓国芸能ならワウコリア
やはり似たようなことを考える人はいるんだなと。
記事中にある、Dreamcatcherが「ダークなGFRIEND」だという表現、自分の一瞬の感覚をうまく言葉にしてくれてます。
ヨチンの「清純」とDreamcatcherの「悪夢」コンセプト。
色で例えれば白と黒。一見すると対照的なコンセプトを掲げる二つのグループだけれども、対照的であるがゆえに大事なところで共通点が際立ちます。
まず、ドラマチックで素直なメロディーを真っ正直に届ける姿勢は、印象的で短いフックを重視するアイドルの楽曲とは明らかに違います。
そしてパワフルすぎるダンス。劇的な旋律を全身で表現しきろうとするダイナミックなで演劇的な振り付けは、両グループのアイデンティティといっても良いでしょう。
確かにGFRIENDはカメラを睨みつけないし、首を絞めるような振り付けもありません。逆にDreamcatcherは可愛らしく小首を傾げたり、ヒラヒラした衣装を着たりはしません。
でも、そうした外見上の違いとは別に、この両者は確かに似てると感じます。
どんなときでも味方でいてあげる、一緒にいてあげると歌う新曲「YOU AND I」。
衣装も振り付けもらしさ全開です。Dreamcatcherのコンセプト特有の、魅力的であると同時に引き摺り込まれるような怖さがあって、上の歌詞も言葉通りには受け取れない雰囲気があります。
例えば GFRIENDが同じようなことを歌えば、きっと対照的な印象の曲になって、素直にその言葉を受けいれられる爽やかな曲になるんだろうと思います。
でもその場合でも、劇的な旋律と振り付けという共通点はそのままでしょう。
そう考えると、GFRIENDは憑きものが取れたDreamcatcherで、Dreamcatcherは闇堕ちしたGFRIENDとか表現できるのかも。
Dreamcatcherといえばギターサウンドを多用したその繊細なメロディーから、日本のアニメと良く合いそうだという声が以前から多いです。
今回のアルバムに収録された「Scar」。この曲もまさにその路線です。
メンバーのダミさんが作詞を手がけたこの曲は、叙情的なストリングスとギターのスピード感が絡み合うところにメンバーの透明な歌声が重なって、更にそこへガヒョンさんのラップが追い討ちをかけます。
タイトル曲「YOU AND I」に負けない完成度の「Scar」、ぜひ振り付け有りのバージョンを披露してもらいたいです。Dreamcatcherはこれまでも時間を置いてサブ曲を披露することがあったので、今回も期待してます。
さて上の記事にあるコラボの可能性ですが、ファンとしてはぜひ実現してもらいたい。それも丸々コンセプトを取り替えるような方法で。
もし本当にそうなって、Dreamcatcherのメンバーがヒラヒラした衣装を着ることになったとしても、だいたいのメンバーは似合うと思うんです。 みんな普通に可愛いし。
でもシヨンさんとダミさん、この二人は……。
もちろん綺麗な二人ですが、いま最も良く悪夢コンセプトを体現してるだけに、色々とギャップが凄そう。でもそれだけに見てみたい気もします。というか絶対見たい。
逆にGFRIEND側でダークコンセプトに苦労しそうなのはカワイイ寄りのウナさん・オムジさんの二人でしょうか。
他の4名は全然似合いそう。特にイェリンさんとかノリノリで黒く染まりそうな印象があります。
年末の特番とかで実現したら嬉しいですが、そのためにはもう少しDreamcatcherが人気を得る必要もありそうです。そして、そんな日が決して遠いものではないと、今回のカムバックを見て思いました。