デビュー直後、いきなり音楽番組一位を獲得してシーンを驚かせた(G)I-DLE。
BTOBやCLC・PENTAGONの所属するキューブエンタテイメントが2018年5月、2年ぶりに送り出した6人組のガールズグループです。
グループ名は「アイドゥル」と読みます。
(G)はGIRLのGですが、あえて読まないようです。Iは個人を表す英語のIで、DLEは韓国語で複数人を意味するドゥル。つまり、「あたしたち」ぐらいの意味なんでしょうか。もちろん歌って踊るアイドルともかかってるはず。
そしてデビュー曲にして代表曲になった「LATATA」。
情熱的な恋の歌詞とスローでどこか退廃的なEDMテイストの曲調の組み合わせが独特の魅力の本作は、「ラ、タ、タ」のリズムの中毒性や、強烈なビジュアルの絢爛豪華なステージ衣装、そして堂々とした6人のパフォーマンスも相まって、1位も納得のクオリティと存在感です。
「LATATA」について注目すべきは、リーダーのソヨンさんが作詞作曲だけでなく編曲にまで関わっていることでしょうか。新人アイドルグループが、リーダーの手によるタイトル曲でいきなりヒットを飛ばすというのはかなりのインパクトです。
そう考えると今回のヒット、 「(G)I-DLE」というグループの華々しい誕生というだけではなく、チョン・ソヨンという一人の才能のデビューも意味しているのかもしれません。
ミヨン
チョ・ミヨン 1997年1月31日 161cm
メインボーカルで、チームの最年長。
元・YG所属の練習生で、しかもBLACKPINK候補だったという噂もあり、リーダのソヨンさんと並んでもっとも知名度がある存在。
練習生として長く過ごしたYGを離れた直後は、まるで外の世界に放り出されたようで途方に暮れたという。
その後トレーニングを再開し、再びガールズグループを目指すのには怖さもあったというが、無事デビューすることになった。
ミンニ
ミンニは本名。1997年10月23日生 164cm
メインボーカル担当。出身はタイ。
幼い頃より母からピアノの手ほどきを受ける環境で自然と音楽に親しむ。
ピアノ繋がりなのか、やがてヴァネッサ・カールトンに憧れて歌手を目指すことになったという。
Vanessa Carlton - A Thousand Miles - YouTube
高校時代はチアリーディング部に所属。
タイで行われたキューブオーディションに合格し、韓国へ旅立つことになった。
同じタイ出身ということでCLC・ソーンやブルピンのリサとは友達。
スジン
ソ・スジン 1998年3月8日生 164cm
メインダンサー、リードボーカル。
幼い頃からジャズダンスを習い、高校でもダンスに打ち込んでいたときに今の事務所からオーディションの誘いを受ける。
歌手の道を目指そうとした時、反対する父の説得には大変苦労したという。
ウギさんとは違い柔らかい踊りが特徴。
ソヨン
チョン・ソヨン 1996年8月26日生 157cm B型
リーダーそしてメインラッパー。
プロデュース101やラッパーサバイバル番組への出演経験を持ち、既にソロデビューも果たしていた「(G)I-DLE」の中心人物。
幼い頃から、一人で自由に歌ったり踊ったりするのが好きな子だったという。バレエを習い、中学時代にはコンクールで賞も獲った。
やがてBIGBANGのステージを見て歌手を志し、同じ頃にラップや作詞、ストリートダンスへ親しむようになる。
デビュー曲「LATATA」の作曲に関わることで、その才能を開花させた。
存在感と裏腹に背は小さい。ソウルっ子。
ウギ
ソン・ウィギ 1999年9月23日生 162cm
ダンサー、サブボーカル。
幼い頃より中国の伝統舞踊を学ぶ。中学の頃KPOPに憧れるようになり、舞台に立つ自分を夢見るようになる。
ガールクラッシュコンセプトが好きで、事務所の先輩であるヒョナに憧れていた。
北京で行われた現事務所のオーディションに参加。韓国へ来るよう誘いを受けるも、やはり心配した両親には反対されたという。
その愛らしいルックスで早速「(G)I-DLE」の顔となる。
ただし見かけによらず声は低め。
古筝(こそう)という、中国の伝統的弦楽器を演奏できる。
シュファ
イェ・シュファ 2000年1月6日生 161cm
サブボーカル、そして端麗な顔立ちでビジュアルも担当する。
台湾でも起こったkpopブームの中、やはりヒョナに憧れて歌手を目指した。
見事オーディションに合格し韓国へ渡ったものの、周囲との実力の差を感じて、追いつくために多くの努力を重ねたという。
正式にデビューしたアイドルとしてはTWICE・ツウィ以来、二人目の台湾出身。グループの末っ子で、ビジュアルを担当している点でも二人はよく似ている。