猫から見たK-POP

ガールグループ中心に思ったこと書いてます。

意外なコラボ、意外な魅力。「Wow Thing」

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2016のSunny girls「taxi」、2017のGirls Next Door「deep blue eyes」など、結成のきっかけは音楽番組だったりドラマだったりと色々ですが、ここ2.3年なんとなく続いてきたガールズグループ横断コラボ。2018年の今年はSMSTATIONが舞台となって新たな競演が生まれました。

4つの事務所・4人のアイドルが軽々とコラボしてしまう辺りにKPop界の柔軟さを感じる 「Wow Thing」SMの音源専門チャンネル「STATION」と、韓国の携帯通信事業・SKテレコムの若者向けブランド「0」が手を組んだ、二重の意味でのコラボらしいです。

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都会的な洗練と余裕を感じさせる旋律や、そもそものコラボコンセプトに相応しい「0=始まり」を思わせる前向きな歌詞がとても印象的で、なんかうまく言えないけど、SMだなって感じです。

そんな曲だけに、スルギさんは自分の庭で踊ってるように堂々としているし、チョンハさんが見せる表情も従来のイメージを持ち込んだようにクールで大人びたもの。

その2人に対して、元のグループでこれまで見せてきた姿とは少し違った新たな一面を披露する事になったのが、シンビ&ソヨンのふたり。

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ヨチンではパワフルな清純さを追い続けるシンビさんは、メイクをがらっと変えての登場。「Wow Thing」でもっとも普段のイメージとのギャップを生み出したメンバーだと思います。

MVの中でもGFRIENDの時には見せられないような気取った振る舞いを見せていますが、純粋に外見の印象からすると、こういう感じでも全然違和感ないということを再発見しました。

そしてソヨンさん。

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アイドゥルでの「LATATA」も「HANN」も、深く、濃い色彩の中へ沈むような作品 でしたが、今作ではお洒落で軽快なメロディに乗って、さながら普段着で町に出てきた魔女。トレードマークの低音ラップだけでなく、終盤では高音での短いシンギングラップを担当していて、それが意外に可愛らしい声で面白かったです。こんな発見もコラボの魅力。

 

普段は激しい競争を繰り広げてるアイドル同士が身軽にコラボする風潮は、事務所同士の境界を越えてKPopという大きな連帯意識を共有してることの表れでは、などと思うのは考えすぎでしょうか。

ファンが喜ぶことを考えて実行できるこうしたフットワークの軽快さは、エンタメに関わる人間が心掛けるべき原点に触れるようで素晴らしいと思いますし、KPop界隈の前向きなエネルギーを感じて素直に良いなと感じました。

 

以下の動画は、冒頭に挙げた Sunny girls「taxi」とGirls Next Door「deep blue eyes」です。それぞれイダンヨプチャギ、B1A4のジニョンが手がけた、とても華やかなコラボでした。

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