猫から見たK-POP

ガールグループ中心に思ったこと書いてます。

2019年へ向けて活発化する、TWICE世代のKPop(女子)

早いものでもうすぐ12月。

私はずっと日本のテレビを中心に振り撒かれる年末特有の空騒ぎ感が苦手だったんですが、KPop好きになってからは向こうで開かれる年末恒例の授賞式とか、大型音楽番組が楽しみになってきて、そのおかげでだいぶ救われた気持ちになってます。ありがとうKPop。

さて2018年の今年をざっと振り返ると、国内では圧倒的にBTSとTWICEが中心になって新たなKPop人気の到来を印象付け、韓国においてはアイドゥルやfromis_9そしてIZONEといった新星の活躍が記憶に残る一年でした。

そしてこのブログ的に限って思い返すと、なんといっても「PRODUCE48」の存在が大きかった。

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とにかく派手で豪華で刺激的なアイドル候補生達のサバイバル群像劇が面白く、日本からもリアルタイムで「推しが落ちた!」とか「放送分量!」とか反応が出て、みんな一緒になって盛り上がってる感じがとても楽しかったです。

韓国の番組というか、そもそもテレビ番組自体を熱を持って追いかけるということが随分と久しぶりだったので、ブログとして記事も色々書いたし、そういうことも含めてあの二ヶ月は感慨深いものになりました。

そしてPRODUCE48から生まれた日韓合同アイドルグループ・IZONEが早くも大きな人気を獲得していることから分かるように、2019年を間近に控えた今のKPopアイドルシーンはTWICEの大成功が作り出した大きな流れに反応するように続々と新しい動きが生まれています。

そんなTWICE世代とも言えるかもしれない2019年内のデビューが予想される新グループの動きについて、少し気が早いかもしれませんが幾つか触れておきたいと思います。

①TWICEの妹グループが早くも誕生

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TWICEに肩を並べられるのはTWICEの妹分かもしれない。JYPは早くも次のガールグループを2019年にデビューさせることを発表しています。

具体的なメンバーや人数構成などはまだはっきりしていませんが、当然TWICEとは表現しようとするものが大きく異なるはずで、親しみやすさ・可愛らしさにステータス全振りの姉とは違うグループがJYPクオリティでどのように仕上がるのか、これは注目せざるを得ません。

更にJYPの動きはそれだけにはとどまらず、2019年末に向けて日本人のみのKPopアイドルグループをデビューさせることも明らかにしています。JYPは既に中国出身者だけからなるボーイグループを中国でデビューさせていて、このアイドルの現地化ともいうべき方法はKPopにおける新たな海外戦略のひとつの型だとも言えるかもしれません。

しかしそれでも、アイドル分野における日本と韓国の関わり方においては前代未聞のアプローチです。もう早速プデュ48の先へ事態が展開してしまったようにも見え、「日韓アイドル2.0」とでもいうべき全貌とそれへの反響はまだ予想できません。

三大企画社のひとつとされながらも、こうした積極的な動きから他の2社と違ってアイドルビジネスに専念していくという姿勢が分かりやすく、好感のもてるJYP。特にそのガールグループに対する熱心さを見ていると、逆にSMとYGは昼寝でもしているのかと思いたくなるほどです。

②ようやく動き出すFNC

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FTILANDやCNBLUEなどのボーイバンドを得意にしてるFNCが遂に2019年初頭に、AOA以来なんと6年ぶりとなるガールグループ「Cherry Bullet」をデビューさせることを発表。先行公開されたメンバーのビジュアルレベルの高さに早速期待の声が高まっています。

AOAといえば少女時代とTWICEの両世代の中間で一時代を築いたグループ。個人的には一つ前の世代のアイドルという印象で積極的な興味を持ったことはないんですが、その代表曲の数々を見れば優れたアイドルプロデュースの結果ということは一目瞭然。

今でこそ下火になっていますが、少女時代以降のある時期にKPop界で人気を誇っていたのがセクシーコンセプト。その中で最も成功したアイドルのひとつがAOAです。しかしほんの数年で流行は変わり、KPopアイドルシーンにおいてセクシー系は過去の遺物といってもいいかもしれない。

つまりガールグループの実績が前世代で止まっているFNCが、最新のKPopシーンをどのように解釈・表現できるかが注目すべき点に見えます。

すでに日本人メンバー3名の参加が明かされているように、外側だけを見れば今のKPopのトレンドに正しくあわせてきたようにも思えるCherry Bullet。実力派芸能事務所というべきFNCが示すプロデュース手腕に期待が集まります。

③ポスト・PRODUCE48の世界

2年前のプデュシーズン1の放送終了が、その後の様々な事務所のアイドルグループ誕生に広く大きな影響を与えたように、PRODUCE48が終わって3ヶ月が経った今、それぞれの事務所に戻った参加者達がデビューに向けて具体的な動きを見せ始めています。

その中でも最も早く具体的で、そして注目すべき動きを示したのが、あのキム・ドアさんの所属するFENT。

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「FANATICS」というグループ名を正式に公開し、そのメンバーをユニット毎にデビューさせながら段階的に紹介していくという、少し「今月の少女」に似たプロモーションを発表しています。

先頃さっそく最初のユニット「FLAVOR」がデビューを果たし、「MILK SHAKE」をリリース。確信犯的にアイドルエッセンスの濃度を過度に高めたような、気だるくキュートで中毒性のある一曲です。

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正直いうとFENTという聞き慣れない所属事務所のためにキムドアさんの前途を不安視する気持ちが少しあったんですが、どうもそれは違ってたかなということを、この「FANATICS」のために集められたメンバーを見て感じています。

というのもここに集められたメンバーの中に、TWICE結成前夜にJYPを離れた練習生が含まれているということを目ざとい人々が既に指摘していて、今回のユニットの中ではリーダーであるユンヒェさんがそのひとり。

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そしてまだ正式には公開されてないもう1人が、4年ほど前にTWICEがまだ形になっていなかった頃にJYPが構想して結局は幻に終わった日本人だけのKPopグループ、その候補のひとりだったとされる日本人練習生であるレン・シカさん(ご両親が日本と中国出身だそうです)。

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こうした来歴と実力を持つ練習生を集めてくる事務所の嗅覚、そしてキム・ドアさんを発掘してくる眼力。どうもFANATICSには既にありきたりでない雰囲気を感じます。

そしてその思いを更に強くしたのが公式チャンネルで公開されてるトレーニング動画。

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見れば伝わるこのパワー感。間違いなく強い。正式デビューのあかつきには是非この路線で行って欲しいと思います。

このFANATICS、映像から分かるようにおそらく全部で6名のグループになると見られています。なのでユニットはあとひとつ登場してくるものと思われます。

そしてプデュ48出身者といえば他にもママムやEXIDの妹分グループとしてそれぞれデビューの動きが伝えられる人たちもいて、こちらも非常に楽しみです。

④キリンズの行方に望むKPop業界の再編

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プデュ48から惜しくも脱落したイ・ガウンさんとホ・ユンジンさん、通称「キリンズ」の2人。番組が終了してからも積極的にVLIVEを中心に活動していて、まるで姉妹のように仲の良い姿を見せています。

そこで当然のように期待されるのが2人のアイドルとしてのデビュー。

その能力と美貌、そしてプデュを通して獲得した人気と知名度を考えればこの二人を中心にしたグループが生まれることは自然な流れのはずなんですが、今のところまだ具体的な話は聞きません。

その原因として、やはり2人の所属事務所であるプレディス特有の事情があるんだろうと思います。

セブチの絶好調とは対照的に、彼らは2017年デビューのガールグループであるPRISTINを一年以上もカムバックさせないという事実上の放置とも言える状態に置き、つい先日には中心メンバーの脱退説まで出る始末。

そもそもイガウンさんが先輩グループであるアフタースクールにおいて似たような経験を持っているだけに、繰り返されるプロデュースを放棄したかのような事務所の振る舞いにはさすがに批判が集まっています。

このように、どうみても正常ではない状況でプレディスが更にもう一つのガールグループを送り出すとは考えにくい。

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そこで鍵になるのが、プレディスに対する買収を進めているというCJグループの存在だと思われます。

既にfromis_9がプレディスの練習室を借りているとの話もあったり、キリンズのVLIVEに「アイドル学校」「プデュ48」に出演したイ・シアンさん(CJ系のストーンミュージック練習生)が特別参加したりするなど両社の関係は事実上のものになりつつあるようです。

つまりCJ側が主導してキリンズを中心に据えたグループを作り、そこにはプレディス所属の練習生に限定することなく選抜されたメンバーが参加する、なんて展開くらいは普通にありそうな気がします。というか、あって欲しい。

そして出来ればIZONEのライバル的な、小娘どもを蹴散らす感じの迫力あるグループとかだったらいいなと思います。 2人とも綺麗だけど少し意地悪そうな雰囲気あるし。

 

さて、こうした動きを見ていくとTWICEやBTSの大成功に刺激を受ける業界の盛り上がりだけでなく、個々のアイドルや練習生の歩んできた道が数年という間隔で交差する光景があることに気付きます。

JYPの新グループ入りを目前にまさかの退社をすることになったチョン・ソミさんや、一度はデビューに失敗するも4年の時を経てIZONEで再起を果たしたクォン・ウンビさんなど、ステージを離れた所でも鮮やかなドラマが生まれてしまうのはKPop世界の競争の激しさの証明なのかもしれません。

あらゆる意味で目が離せない、そんな美しくも激しい火花を散らすKPopの世界が来年はどうのような景色を描いてみせるのか、今からとても楽しみです。