猫から見たK-POP

ガールグループ中心に思ったこと書いてます。

VCHAから感じるアメリカン

NiziUを生んだNizi projectのアメリカ版である公開オーディション番組「A2K」から誕生した6人組ガールグループ「VCHA」が、1月にアメリカでデビューした。 www.youtube.com 私は韓国のKPOPアイドルが好きなので、いくらTWICEのJYPからデビューするといっても…

JYPで始まる2024年

NMIXX「DASH」 www.youtube.com 第4世代の問題児、というのがNMIXXに対する認識だった。なんせデビュー曲「O.O」が聴いてると車酔いに似た感覚を覚えてしまうという、自分にとっては前代未聞の問題作で、こんなグループは他にない。 暴走気味に始まった活動…

年の瀬のNewjeans

レコード大賞で優秀作品賞と特別賞を受賞、NHK紅白歌合戦ではメドレーを披露するなど、Newjeansが本格的に日本で認知され始めたと感じたのが2023年の暮れ。あの5人が今のKPOPにおいて特別な存在であることは最初から周知のことだったけど、日本の茶の間を通…

日プ女子の感想いろいろ

アイドルオーディション「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」が12月16日に最終回放送を行い、11人組グループ「ME:I(ミーアイ)」を結成して幕を閉じた。十人十色・多士済々の個性的なメンバーが選ばれて、2024年からのアイドルシーンを盛り上げてくれる期待を感じ…

LOLのNewJeansからBABYMONSTERまで

LOLの世界大会の決勝セレモニーでニュジがステージを披露 www.youtube.com 11月19日高尺スカイドーム、開場に満ちる勇ましい雰囲気にNewjeansが可愛いさで勝とうとしてるようにも見える。 LOL自体はアメリカのゲームながらEsportsとして韓国は強豪国の一つで…

ルセラの良コラボ、NiziUの1位

LE SSERAFIM×OVERWATCH2 ゲームメディアに一斉にLE SSERAFIMの名前が躍ったOVERWATCH2とのコラボは、オリジナルソングの発表とゲーム内スキンの実装という互いの世界観を共に生かした理想的な組み合わせだった。LE SSERAFIMがデビュー以来打ち出して来たアス…

チュウのソロデビューと、日プ女子第3話

気になるKPOPニュースを振り返る日記的ブログ記事。今回はチュウのデビューと日プ女子第3回放送の感想です。 LOONA出身のチュウが「HAWL」でソロデビュー www.youtube.com 明るく前向きな性格と優れた芸能感覚でいま幅広く活躍している彼女だけど、そもそも2…

足しても引いてもIVEはIVE。IVE「Baddie」ほか

IVE

多くのカムバや新曲公開で賑わった2023年10月第2週からtripleS、JINIそしてIVEについての記事です。 tripleS EVOLution「Invincible」 www.youtube.com 今年の2月にデビューしてからわずか8か月でもう4枚目のEP「EVOLution」をリリースしたtripleS。その4枚…

NewJeans×LOLとか日プ女子とか

とにかく動きの速いKPOPシーンの中で、ここ一週間くらいの気になったニュースを振り返っておく内容です。 10月04日、NewJeans×League of Legendの「GODS」公開 www.youtube.com LOLの世界大会のテーマソングは毎回闘争心をかき立てる感じの似た音楽になりが…

もうすぐPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS

アイドルオーディション番組「PRODUCE」シリーズの最新版「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」が10月5日よりスタートする。 produce101.jp 「PRODUCE」と言えば韓国発の大規模アイドルオーディション番組の金字塔で、毎回100名近い参加者がデビューを目指して競…

EVERGLOWのリスタート「SLAY」

タイトル曲「Pirate」で活動した前回のアルバム「RETURN OF THE GIRL」から1年8か月もの期間を経て、ようやくミニアルバム「ALL MY GIRLS」で戻って来たEVERGLOW。半年程度になることの多いKPOPグループの新曲ペースの間隔を考えるとこれは相当な長さで、順…

Newjeansとエモ

この間KPOPと全然関係ないYOUTUBEチャンネルを見ていたら、不意にNewjeansの名前が出て来て「エモい感じが最近人気のKPOPグループです」みたいな紹介のされ方をしていた。 エモいという表現はいかにも感覚的でルーズな一言でNewjeansを表現することに最初は…

終わらないサバイバル

最近のKPOPで気になった3つの話題について触れた記事です。 FIFTY FIFTYで内紛起こる 中小事務所のアーティストがいきなりビルボード級のメガヒットを飛ばしたことの副作用なのか、「CUPID」の大成功を機に音楽プロデューサーがメンバーとその家族と共に所属…

正統派としてのIVE「I AM」「Kitsch」

IVEやLE SSERAFIMにaespaそして(G)I-DLEまで立て続けにカムバしていたこの2か月は、KPOPガールグループが第4世代の真っ只中にある事を強く印象付けるものだった。にもかかわらずブログを書き損ねていたので、変なタイミングになったけどその中からLE SSERA…

CSR「Shining Bright」で思う色々

TWICEなどと共に第3世代アイドルを代表する存在でありながら一昨年唐突に解散してしまったGFRIEND。2022年7月のデビュー以降、そんな先輩への尊敬を隠さないCSRの新曲「Shining Bright(光を追いかけて)」がとても良かった。 www.youtube.com Newjeansを中…

最近気になったKPOP。PURPLE KISS,TRI.BEそしてFIFTY FIFTY

IVEにLE SSERAFIMにNew Jeansと、有名なグループを追いかけるだけで満足してしまいそうな最近のKPOPだけれど、見過ごすには惜しいアイドルは数多く存在する。この記事では、そんな中から先日までカムバしていたPURPLEKISSにTRI.BE、そしてFIFTY FIFTYについ…

Newjeansの季節

2022年から2023年にかけての冬はNewjeansの季節だった。KPOPの年末年始は特番や音楽祭が目白押しのため、その中で埋没してしまうことを恐れて通常はこの時期の新曲リリースは好まれないと言われる。でもNewjeansは「Ditto」そして「OMG」という冬に相応しい2…

WIZONEとして眺めるIVE

去年の春に惜しまれつつ2年半にわたる活動を終了したIZONE。2022年の今年はその12人それぞれが音楽や演技に活躍を見せて、いよいよ新たな道を歩き始めたことを印象付けた1年になった。 その中でも元メンバーが2名づつ在籍しているIVEとLE SSERAFIMの登場は、…

(G)-IDLEとの向き合いかた

5枚目のミニアルバム「I love」からのタイトル曲「Nxde(ヌード)」が大ヒットしていた(G)-IDLE。挑発的な歌詞で外部の偏見を跳ね返しながら華麗な舞台を披露する姿は絢爛豪華で自信に満ちていて、いまKPOPという言葉が喚起するイメージを音楽的にも視覚的に…

LE SSERAFIM「THE WORLD IS MY OYSTER」

LE SSERAFIMが5名のメンバーを揃えてデビューするまでの日々に密着したドキュメンタリー「THE WORLD IS MY OYSTER」を見た。 www.youtube.com HYBE初のガールグループという謳い文句でデビューして期待通りの活躍を見せた一方で、中心的なメンバーがスキャン…

夏の終わりのKPOP

徐々に涼しさを感じる時間が増えてきたような今日この頃、この夏を彩った3つのKPOPを振り返る記事です。 まず6月20日リリースなので3か月も前の話になるけど、Kep1erの2枚目のミニアルバム「DOUBLAST」からタイトル曲「Up!」。 www.youtube.com ケプラと言え…

NewJeansのCookieをかじりながらaespaを思う

5人の少女のシルエット、その背後を横切って転がる巨大なクッキー、気の抜けた「イーヤー」という謎のセリフに、浮かび上がる曲のタイトルは「Cookie」。「私が作ったクッキー、君のために焼いたの」、可愛らしい歌詞はこう続ける、「でもね、ただじゃない」…

日本のアイドル、国際競争力、XG

XG

KPOPの世界的な人気が明らかになって以来、国内では48系のグループに代表されるアイドルへの批判が起こり、それに対しアイドル知識人により反論がなされるという光景が繰り返されるようになっている。 KPOPが絶好調だからといって別に日本のアイドル業界が苦…

あいが飛び交う。Red Velvet「WILDSIDE」

ちょっと前(3月28日)に発表されてたRed Velvetの日本オリジナル曲「WILDSIDE」にかなり強い印象を持ったんだけど、当時は界隈であまり話題にならなかったのが不思議だった。韓国でのカムバ曲「Feel My Rhythm」と一週間違いの公開だったせいかもしれない。…

LE SSERAFIMの複雑な幕開け

BTS生みの親であるパン・シヒョクが直々にプロデュースを行うHYBE初の女性アイドル、しかもIZONE出身の宮脇咲良&キム・チェウォンが揃って合流するということで正式発表前から大きな注目を集めていたグループが「LE SSERAFIM(ルセラフィム)」として5月2日…

CLASS:yのスタート。「SHUT DOWN」

5月5日にファーストミニアルバム「CLASS IS OVER」を発表して、タイトル曲「SHUT DOWN」で本格的な音楽活動を開始したCLASS:y(クラッシー)。所属事務所のM25は事実上、過去にティアラやDIAを輩出した実績を持つMBKということで、音楽のクオリティとパフォ…

とある復活、ひとつの理想。最近のKPop

最近KPopを聴いていて、タイトル曲だけでなくアルバム全体で良いなと思えることが続いている。なのでこの記事ではアルバムの収録曲を中心にVIVIZ、DREAMCATCHER、PURPLEKISSという特に気になった3組のカムバを振り返った。 VIVIZ「Beam Of Prism」 現在エム…

息を止めて跳べ。IVE「LOVE DIVE」

IVE

昨年12月の「ELEVEN」による華々しいデビューの記憶がいまだ鮮明なIVEが4月5日に「LOVE DIVE」で戻って来た。 www.youtube.com 題名や歌詞から伝わるものを言葉通りに受け取るなら、これは恋愛において一歩踏み出す勇気を歌った曲のはずなのに、その全体が醸…

Weeeklyについていく。「Ven para」

1年前の今頃に公開されたWeeekly「After School」の公式MV再生回数が1億2000万を超えてた。大手に所属しているわけでもない新人アイドルが記録した数字としては破格かもしれないけれど、「After School」はそれくらい反応があって良い曲だと思うので驚かない…

若さゆえに。STAYC「Young Luv」

STAYCと言えばその音楽だけでなくメンバーの高いボーカルスキルや華やかさも注目されて、中小事務所の新人グループながらデビュー以来とても順調な活動を続けてきた。2月21日発売になった4枚目のCD「YOUNG-LUV.COM」も、STAYCがそうして得てきた高い評価をア…