猫から見たK-POP

ガールグループ中心に思ったこと書いてます。

HITGS「HAPPY」の歌詞を読む

HITGS初のミニアルバム「Things we love : I」からのタイトル曲「HAPPY」の歌詞を翻訳。前作のシングル「CHARIZMA」からわずか3か月という間隔でのリリースとなった。なお本作は、これまで出した2つのデジタルシングル「GROSS」「CHARIZMA」と新曲3曲を合せ…

伸びしろで選ぶKPOPアイドル(女子)8組

大きくな会社からデビューしたグループでも、潤沢な資本を基に活動する有名なグループを相手に遜色のない姿をみせるのがKPOPシーンの良いところで、レベルの証明でもある。 というわけでこの記事では2024年以降にデビューして高い可能性を見せている、大手所…

韓国の地下アイドルについての記事を読んだ

ウェブメディアのTHE FACTが韓国の地下アイドル事情についての特集記事を全3回に分けて掲載していたのを紹介。ちなみに韓国では地下という言葉の響きを避けて「ライブアイドル」と呼んでいるらしい。 news.tf.co.kr 記事の一回目と二回目が韓国のライブアイ…

泥中の蓮。MADEIN S「BLUE」の歌詞を読む

8月14日にリリースされたMADEIN S「BLUE」の歌詞を翻訳。MADEIN Sは2024年にデビューした6人組グループMADEINに所属する4名の日本人メンバーだけで組まれたユニット活動でもある。一か月間の活動で14回もの音楽番組出演をこなしていた。 www.youtube.com 조…

IVE「삐빅 (♥beats) 」の歌詞を読む

前作から約7か月ぶりにEP「IVE SECRET」でカムバしたIVE。その中から収録曲「삐빅 (♥beats) 」の歌詞を翻訳。一説によると今回のアルバム中でレイさんの一番のお気に入りの曲らしい。遊び心のある歌詞と、弾む心を表したような親近感のある音楽が良い相性を…

R.Tee - '담다디(DAMDADI)’ (feat. SOYEON of i-dle)の歌詞を読む

i-dleのソヨンがボーカルとして参加した、DJ兼音楽プロデューサー・R.Teeの新曲「DAMDADI」の歌詞を翻訳。ソヨンの艶のあるボーカル、普通のラブゾング的な歌詞と変なMVという組み合わせが気になる曲だった。 www.youtube.com Wake this feeling この想いを…

PURPLE KISS「DOREMI」の歌詞を読む

2021年デビューのPURPLE KISSにとって7枚目のアルバム「I Miss MY...」からのタイトル曲「DOREMI」の歌詞を翻訳。先頃11月1日での活動終了が所属事務所からアナウンスされたことで、この作品がグループにとって最後のアルバムとなることが決まった。 www.you…

ifeye「round and round」の歌詞を読む

今年4月にデビューしたばかり、期待の新鋭・ifeyeが7月16日にリリースした新譜「sweet tang」から「round and round」の歌詞を翻訳。タイトル曲は「r u ok?」だけど公式で日本語がつけられていたので、収録曲のなかで特に良いと感じた「round and round」を…

最近のKPOP風景、2025年夏。

「KPOPガールズ!」人気に沸く韓国 Netflixで配信されている、悪魔と戦うKPOPアイドルのアニメ「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」の世界的人気を受けて、韓国中が喜びに沸いている。 www.youtube.com 物語の舞台背景を韓国としたことだけでなく、そこ…

チョ・ユリ「Farewell for now!」の歌詞を読む

IZONE出身で今は女優としても活躍するチョ・ユリの、前作から二年ぶりとなったアルバムの新作「Episode 25」が7月14日にリリースされた。そのタイトル曲「이제 안녕!(Farewel for now!)」は前作の溌溂としたダンスポップとは異なり、今回はバンドサウンドで…

HITGS「CHARIZZMA」の歌詞を読む

2025年の4月28日にデビューしたばかりのHITGSが、デジタルシングル「CHARIZZMA」で早くも二度目のカムバ。 HITGSが所属するH music Entertainmentという会社は、元々WOOAHの所属会社が社名変更して今年4月に誕生した、という経緯がある。このとき社名だけで…

ガールグループの行方とALL DAY PROJECT。韓国の記事感想

KPOPシーンの動向を捉えた最近の記事を二つ紹介。 「ガールグループはどこへ行った?」 www.hankookilbo.com 2025年KPOPチャートの上半期を振り返って、数年前に見られたTOP10をガールグループが占めるような光景が今では一変したことを指摘している記事。 …

18年とHearts2Hearts。「STYLE」

6月18日に「STYLE」で始めてカムバしたHearts2Hearts。そのリーダーを担当するジウさんが日本の音楽イベントで流ちょうな日本語を話す姿が話題になっているのを知って感慨深い気持ちになった。SM所属ガールグループの中で自然な日本語を習得した韓国人メンバ…

タイトル曲じゃない代表曲。NMIXX「Papillon」の歌詞を読む

日々数多くリリースされるKPOPの中で時々、「KPOPの枠を越えた」と形容されるユニークな曲が出てくることがある。枠とは何かについて具体的な基準のようなものは分からないけれど、聞けば確かにそう思えりする。 前にRed Velvet「I Just」を聴いた時に確かそ…

チョユリがカバーしてたAdele「When we were young」の歌詞を読む

4月に韓国で開催されたチョユリ初の単独コンサート「2025 FAN-CON『Episode 25』」。 久しぶりにIZONE時代の振り付けを披露してくれたりして話題になったこのコンサート、そこで披露されたAdele「When we were young」が歌・演出ともに素晴らしかったので翻…

爆発の行方。izna「TIMEBOMB」の歌詞を読む

6月9日にシングル「BEEP」でのカムバが決定したiznaの、2024年11月発売のデビューアルバム「N/a」に収録されたサブ活動曲「TIMEBOMB」の歌詞を和訳。 デビュー曲である「izna」よりも表情豊かな曲で、メンバーの魅力が分かり易いためタイトル曲に劣らない存…

世界は私のもの。MEOVV「DROP TOP」の歌詞を読む

5月12日にリリースされたMEOVV初となるEP「MY EYES OPEN VVIDE」からのタイトル曲「DROP TOP」、その歌詞を個人的な解釈を含めて訳した記事です。 www.youtube.com 이것만 いごんまん これだけは 잊지마 いっじま 忘れないで We are young 私たちは若くて He…

この夜を永遠に。FIFTY FIFTY「Midnight Special」の歌詞を読む

4月29日発売のEP「DAY & NIGHT」からのサブタイトル曲「Midnight Special」の歌詞を、個人的な解釈を込めて翻訳した記事。時間と感情が交差する真夜中という瞬間をテーマに、5人の歌声が切ない心象風景を美しく描き出す。 可愛らしいお人形さんみたいだった…

寝起きでも輝く私。FIFTY FIFTY「Pookie」の歌詞を読む

4月29日リリースの、FIFTYFIFTYにとって3枚目となるミニアルバム「DAY&NIGHT」からのタイトル曲「Pookie」。 Pookieとは恋人の意味を表すマイナーな表現だったのが、最近になって海外のZ世代に面白がられて流行るようになった言葉とのこと。そんなタイトルの…

雨が降ると思い出す。CHUU「Only cry in the rain」の歌詞を読む

4月21日に通算3枚目のミニアルバム「Only cry in the rain」をリリースしたチュウさんの、同名のタイトル曲について歌詞の訳とちょっとした感想。 www.youtube.com In the city of light 煌びやかな街の 시끄러운 불빛 속에 しっくろうん ぶるびっ そげ 騒々…

信号はきっと青。izna「SIGN」の歌詞を読む

良いなと思った曲の歌詞を訳しながら解釈していく「歌詞を読む」の第2弾は、3月31日にリリースされたiznaの初カムバ曲「SIGN」。ユン・ジユンさんは休養ということで6人体制での披露となったiznaの新曲は、恋する主人公の心情が生き生きと描かれると同時に切…

私の密かな過ち。FIFTY FIFTY「Perfect Crime」の歌詞を読む

4月29日にアルバム「Day&Night」の発売を控えて7日に先行公開されたFIFITY FIFTYの「Perfect Crime」。いま自分の中でこの曲がヒットしており、その歌詞が表現する情景に惹かれたので自分なりの翻訳とそれについての解釈を考えた。 www.youtube.com 내 맘 …

春のKPOP大戦。STAYCの復活、NMIXXの覚醒。

この記事でとりあげるのは3月に活動していたガールグループ7組。まだなんとか桜も散ってない時期だけれど、2025年KPOP(女子)のピークは3月だったのではと思わせるほどカムバのラインアップが充実していた。 Hearts2Hearts「The Chase」 2月24日にデビュー…

「UNDER15」とKPOPの低年齢化

ここ一週間のKPOP関連ニュースはNewjeansの独自活動の中止を認めた裁判所の判断に関するものでもちきりだったが、その陰でもうひとつ論争を巻き起こしていたのが韓国MBNで放送予定だった「UNDER15」という、15歳以下の女子児童に参加者を限定したガールグル…

MEOVVが映す韓国の今。QWERはコスパが良い

気になったKPOPニュースを拾っていく記事。今回はMEOVVの現状とか、KPOPビジネスのコストについて。 www.mediaus.co.kr 韓国の大衆文化全般について考察している評論家による連載の中でMEOVVが酷評されていた。YGで活躍したプロデューサーのTEDDYが独立して…

Newjeansが残した空白、KPOP世界地図2024ほか

さいきん気になったニュースを取り上げる記事。今回はPLAVEを巡るちょっとした騒動、Newjeansが残した空白を巡る競争、そしてkpopraderが発表した2024年KPOP世界地図について。 www.dailian.co.kr 韓国で大人気のバーチャルアイドルグループ「PLAVE」につい…

2025年、KPOP企業それぞれの展望

ここ最近目に付いたKPOP業界関連のニュースを振り返りながらシーンの様子をうかがってみる記事。年が明けて旧正月も過ぎたタイミングだったためか、4大企画社の新たな一年を展望するものが多かった。 n.news.naver.com SMがaespa以来4年ぶりに送り出すガール…

永遠を望むより。GFRIENDにIVE、あとプロミ

GFRIEND「Seasons of Memory」 www.youtube.com 2015年デビューのGFRIENDが結成10年を記念する新曲を発表して、6人での活動を一時的に復活させた。みんなが持っているGFRIENDの美しい記憶をなぞるような「seasons of memory」は、当時出来なかった4年越しの…

KPOPのコンセプト

2024年KPOPシーンの話題を独占したのは、業界のトップ企業であるHYBEで起きた内紛だった。HYBEが自社レーベルの代表でありNewjeansのPDだったミンヒジンを背任で告発すると、彼女はすかさず記者会見を開き、そこで様々な暴露・放言を行った。それは世間の大…

2024年のKPOPを振り返る

早くも過ぎ去って行く2024年という年をKPOP(女子)に限って思いつくまま振り返ってみると良いこと変なこと色々あった。 今年の1曲はILLIT「magnetic」 www.youtube.com 2024年を代表する曲と言えば成績・インパクト共に文句なく「Magnetic」だったと思う。…