猫から見たK-POP

ガールグループ中心に思ったこと書いてます。

年明けのKPop。Kep1er、Woo! Ah!そしてFromis-9

もう2月も後半ということで少し前の話題になってしまうけど、2022年1月の印象に残った3組のグループについて振り返る記事です。 Kep1er「WA DA DA」 大型オーディション番組「Girls Planet 999」から誕生したKep1erはデビュー曲「WA DA DA」で音楽番組1位を…

2021→2022年、世代の変り目に思う

KPopを追いかけていて感じる面白さのひとつに、アイドルを世代でひとまとめに出来るということがある。韓国のアイドルは契約の関係で長くても7年程度の活動期間に留まることが多く、様々な会社から次々と生まれるグループのデビューと解散のタイミングがなん…

完成型が残す余地。IVE「ELEVEN」

IVE

12月1日に「ELEVEN」でデビューしたIVEが期待に違わない活躍を見せている。ガールグループとしてのデビューアルバム初動販売数で歴代一位、さらにデビュー七日後の音楽番組一位獲得も女子で歴代最速、そして主要音源チャートでも上位を維持することで、ここ…

「放課後のときめき」予習

KPopファンとして物心ついた時からプデュ以外に公募型アイドルオーディション番組の成功を知らないので、あれとはまた違う可能性を見せてくれるかも、ということで楽しみにしてるのが11月28日に放送開始予定の「放課後のときめき」。 news.kstyle.com 韓国の…

JYPのたましい

8月に日本デビューしたRocket Punchの可愛らしい「Lets Dance」、そこで歌われる日本語がとても流ちょうで素晴らしく、印象に残った。本国活動とは少し違ってロケパンのかわいい部分だけを抽出したみたいな日本向けの姿も良かった。 スムーズな日本語で歌うK…

ヨジャチングの面影へ

OH MY GIRL「CLOSER」が自分とKPopの出会いだったと、ブログの第一回に書いた。しかし改めて当時を思い返すと、ほとんど時を同じくしてGFRIEND「ROUGH」にも強く惹かれていた覚えがある。厳密な経緯はともかく、彼女達が自分とKPopの始まりを彩った二組だっ…

KPopの栄光と葛藤。「K-POP Evolution」

古くて新しいKPopの歴史にまつわる光と影を、当事者の証言も交えながら生き生きと伝えるYOUTUBEオリジナル作品「K-POP Evolution」。今年の春頃に公開されてたらしいこのドキュメンタリを最近になって見てみた。KPopを追いかけ始めて4年程度の自分には、ソテ…

サバイバルに至る理由

「Girls Planet 999」に参加した99名の多くは、すでに芸能活動経験があるという共通した特徴がある。その中でも特に現在アイドルグループに籍を置いたままの人達からは、このタイミングで参加せざるを得なかった葛藤のようなものが垣間見える。 そうした背景…

ガルプラが始まる

来月8月6日の放送開始を控える韓国発のグローバル・ガールグループオーディション番組「Girls Planet 999」のシグナルソング「O.O.O」が先日リリースされた。躍動感にあふれた音楽は物語の始まりを予感させ、同時に公開された99名の参加者による舞台も華やか…

これはロックかもしれない。TXT「0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. Seori」

KPopアイドルについてのブログを始めてから気づいたのが、自分はアイドルにも音楽にも詳しくないということだった。普通に考えるとこれは、音楽とは切り離せないアイドルについてのブログを書くにあたって致命的な問題のような気がする。 でも最初からそれを…

なんか特別だった最近のKPop

KPopアイドルのカムバ日程がどんな理由で決められるのかよく知らないけど、5月から6月にかけては自分が推してるグループの新曲リリースが驚くほど重なっていて、まるで何かのイベント月間みたいだった。以下はそんな中から特に気になったグループ4組について…

猫から見たIZ*ONE

幕は下りて、主役は去った。 場内に点いた灯りが観客に退場を促すように、KPopの活況を伝えるニュースは今日も賑やか世界中を覆っている。でも自分はもうしばらくここに座っている。まだ思い出すことがある。それに2年半近くもここにいたんだから、もう少し…

ふつうの新人グループに見るKPopの魅力

もうすぐ4月も終わりですが、2021年の今年はガールグループを巡って色々と大きな動きが予想されています。ビッヒ系の事務所からは複数のグループがデビュー予定との噂で、エムネは何事もなかったかのように新しいオーディション番組の放送を予定していて、更…

とあるWIZONE、ラスコンをめぐる断章

ラストコンサートが終わって3日。まだ衝撃の余韻から抜け出せない。 3月10日、いきなり運営元から延期無しでの4月中の活動終了が発表され、その4日後のコンサートの中でIZONEは涙ながらにファンへ別れを告げた。日付はまだ3月14日だった。 更に3日たって今は…

一年の終わりに

年の瀬にふと思い返してみると、本来なら今年はfromis-9や宇宙少女のライブを見に行くはずだったし、Rocket Punchだって来日してた可能性は高いし、何よりIZONEも大きなコンサートやっていたはず。そう考えると現実の2020年は通常のアルバムリリースやオンラ…

エンドロールにはまだ早い。IZ*ONE「Panorama」

韓国の大人気オーディション番組を通じて、二年半という活動期間のグループとして結成された韓日合同KPopガールグループ・IZONE。デビュー以来加速する人気の中で先頃二周年を迎えた彼女達の、5枚目のアルバムとなる「One-reeler Act Ⅳ」が12月7日にリリース…

嵐の後でも

先月11月18日、オーディション番組「PRODUCE」における順位操作対象者の実名公表というソウル高裁の思い切った行動が韓国メディアを揺り動かした。あれからしばらく経ち、事態はもう落ち着きを取り戻しつつある。芸能ニュースサイトは新しい話題を追い始め、…

IZ*ONEの二年とこれから

先日10月29日、IZONEが結成2周年を迎えた。普通のグループだったらデビューからこれまでの日々をお祝いの言葉と共に振り返るところだけれど、彼女達はあと半年で解散する予定になっている。最初からそのような触れ込みだったとはいえ、解散が現実的な日程と…

「FIESTA」日本語版で深まる葛藤

夢から目覚めた主人公は決意と共に窓を開け、太陽が照らす空の下、自分という季節の到来を告げる祝祭の中へと、花咲く道を歩き出す。 IZONEのメンバーである宮脇さん自身が作詞を手掛けた「FIESTA_Japanese Ver.」は、韓国語で歌われた原曲が持つイメージだ…

ITZYにGFRIENDにfromis-9、それぞれの現在地

気付けば今年も残すところ3か月。この記事ではITZYにGFRIENDそしてfromis-9と、話題としては少し遅いけれど、ここ数カ月の見過ごせないカムバについて振り返ろうと思います。 まずは8月に発表されていた「Not Shy」がとても良かったITZY。 www.youtube.com …

銀幕のIZ*ONE。「EYES ON ME:THE MOVIE」

日本で行われたコンサートは実際に見に行ったけれど、映画はとても新鮮な気持ちで見れた。3回見た。リアルでは座席が僻地だったこともあり、劇場で見て初めてこんなことになっていたのかと気付かされることも多かった。 というか単純に映画館の大画面にIZONE…

fromis_9を待ちながら

前作「Fun Factory」から一年二カ月も経つのにfromis_9の新曲が出ない。 その理由を考えてみると、CJENMという運営母体が陥ったプデュ騒動による混乱の影響や、プロデュースを担当してたプレディスが離れたことによる組織の空白、加えてコロナ禍によるスケジ…

IZ*ONE「幻想童話」が記す決意

始まりから、何かがおかしかった。 といってもそれはMVを巡る一連のトラブルのことでもなければ、手元に届いたアルバム「Oneiric Diary」のフォトブックが、表紙を開いたらいきなり最後のページから始まっていたというダイナミックな製本ミスのことでもない…

音から見たKPop

先日、なんとなく公園少女「BAZOOKA」の公式の解説を読んでいると「エレクトロポップ」というジャンル名を見つけたので調べてみたら、代表的なアーティストとしてダフトパンクが挙げられていて、おやと思いました。 ダフトパンクなら知ってる。 www.youtube.…

アイドルとプライド。Nizi Project Part1感想

TWICEのJYPが日本で送り出す予定の新ガールグループ、そのメンバー候補14名を見つけ出すことに成功してひとまず終了した「NiziProject」のシーズン1でしたが、個人的に一番印象に残ったのが審査に当たったパク・ジニョンだった、という感想は良いのか悪いの…

IZ*ONE「BLOOM*IZ」あれこれ

2月17日にリリースされたIZ*ONE初のフルアルバム「BLOOM*IZ」。 記録的な大成功を収めた本作は、グループの窮地からの復活という意味も持つことで、とても意義深い作品になりました。 発表からひと月以上経った今ではその反響も落ち着いた頃かと思いますが、…

太陽は空を目指す。IZ*ONE「FIESTA」

あの時、PRODUCE48の最終回。壇上に残った参加者を見ながら一つの懸念を感じていた。 KPop寄りのファンである私は、シーズン3最大の特徴だった日韓合同というアイデアの具体的な現れ方によっては、つまり最終的に選ばれる日本人メンバーの顔ぶれと人数次第…

韓国からNizi Projectを見ると

絶賛放送中のNizi Project、この間の日プみたいに何人か韓国籍の有望株も乗り込んでくるんじゃないかとひそかに期待してたんですが、JYPから練習生が参加したものの全員が日本人(日韓ハーフのアンユナさん含む)ということで、そういった展開は今回はないよ…

2019年のKPopをさっと振り返る

時すでにねずみ年ですが、去年ブログで扱いきれてなかった2019年のアイドルと曲について思い出しながら書いておこうという記事です。一応まだ旧正月前なので、こういう振り返る系の記事を書いても許されるはず。 ちなみにKPopアイドルシーンの1年にどんな曲…

年の瀬に思うKPopの行方

毎年この時期になると「今年は色々あった」とか言いたくなるんですが、でも2019年のKPopシーンは本当に色々ありました。 思い出した順に並べてみただけでも、PRISTINの解散やモモランド&Cherry Bulletからの複数メンバー脱退に、TWICE・ミナさんの休養とか…