猫から見たK-POP

ガールグループ中心に思ったこと書いてます。

IZ*ONE

WIZONEとして眺めるIVE

去年の春に惜しまれつつ2年半にわたる活動を終了したIZONE。2022年の今年はその12人それぞれが音楽や演技に活躍を見せて、いよいよ新たな道を歩き始めたことを印象付けた1年になった。 その中でも元メンバーが2名づつ在籍しているIVEとLE SSERAFIMの登場は、…

猫から見たIZ*ONE

幕は下りて、主役は去った。 場内に点いた灯りが観客に退場を促すように、KPopの活況を伝えるニュースは今日も賑やか世界中を覆っている。でも自分はもうしばらくここに座っている。まだ思い出すことがある。それに2年半近くもここにいたんだから、もう少し…

とあるWIZONE、ラスコンをめぐる断章

ラストコンサートが終わって3日。まだ衝撃の余韻から抜け出せない。 3月10日、いきなり運営元から延期無しでの4月中の活動終了が発表され、その4日後のコンサートの中でIZONEは涙ながらにファンへ別れを告げた。日付はまだ3月14日だった。 更に3日たって今は…

エンドロールにはまだ早い。IZ*ONE「Panorama」

韓国の大人気オーディション番組を通じて、二年半という活動期間のグループとして結成された韓日合同KPopガールグループ・IZONE。デビュー以来加速する人気の中で先頃二周年を迎えた彼女達の、5枚目のアルバムとなる「One-reeler Act Ⅳ」が12月7日にリリース…

嵐の後でも

先月11月18日、オーディション番組「PRODUCE」における順位操作対象者の実名公表というソウル高裁の思い切った行動が韓国メディアを揺り動かした。あれからしばらく経ち、事態はもう落ち着きを取り戻しつつある。芸能ニュースサイトは新しい話題を追い始め、…

IZ*ONEの二年とこれから

先日10月29日、IZONEが結成2周年を迎えた。普通のグループだったらデビューからこれまでの日々をお祝いの言葉と共に振り返るところだけれど、彼女達はあと半年で解散する予定になっている。最初からそのような触れ込みだったとはいえ、解散が現実的な日程と…

「FIESTA」日本語版で深まる葛藤

夢から目覚めた主人公は決意と共に窓を開け、太陽が照らす空の下、自分という季節の到来を告げる祝祭の中へと、花咲く道を歩き出す。 IZONEのメンバーである宮脇さん自身が作詞を手掛けた「FIESTA_Japanese Ver.」は、韓国語で歌われた原曲が持つイメージだ…

銀幕のIZ*ONE。「EYES ON ME:THE MOVIE」

日本で行われたコンサートは実際に見に行ったけれど、映画はとても新鮮な気持ちで見れた。3回見た。リアルでは座席が僻地だったこともあり、劇場で見て初めてこんなことになっていたのかと気付かされることも多かった。 というか単純に映画館の大画面にIZONE…

IZ*ONE「幻想童話」が記す決意

始まりから、何かがおかしかった。 といってもそれはMVを巡る一連のトラブルのことでもなければ、手元に届いたアルバム「Oneiric Diary」のフォトブックが、表紙を開いたらいきなり最後のページから始まっていたというダイナミックな製本ミスのことでもない…

音から見たKPop

先日、なんとなく公園少女「BAZOOKA」の公式の解説を読んでいると「エレクトロポップ」というジャンル名を見つけたので調べてみたら、代表的なアーティストとしてダフトパンクが挙げられていて、おやと思いました。 ダフトパンクなら知ってる。 www.youtube.…

IZ*ONE「BLOOM*IZ」あれこれ

2月17日にリリースされたIZ*ONE初のフルアルバム「BLOOM*IZ」。 記録的な大成功を収めた本作は、グループの窮地からの復活という意味も持つことで、とても意義深い作品になりました。 発表からひと月以上経った今ではその反響も落ち着いた頃かと思いますが、…

太陽は空を目指す。IZ*ONE「FIESTA」

あの時、PRODUCE48の最終回。壇上に残った参加者を見ながら一つの懸念を感じていた。 KPop寄りのファンである私は、シーズン3最大の特徴だった日韓合同というアイデアの具体的な現れ方によっては、つまり最終的に選ばれる日本人メンバーの顔ぶれと人数次第…

とあるWIZONE、このひと月の回想

KPopを好きになって3年が経った今日この頃、私はこれまでファンとして幸せな日常を偶然にも過ごせていただけだったという事を強く感じています。 というのも、ガールグループを中心に追いかけているということもあるかもしれないけれど、推してるグループや…

愛と正義とIZ*ONE

韓国の「PRODUCE」シリーズ。この大人気サバイバルオーディション番組における投票数の不正操作が明らかになり、KPopシーンが揺れています。 アン・ジュニョンプロデューサー「PRODUCE 48」の投票操作も認める…シリーズ2作品への関与に衝撃 - ENTERTAINMENT …

1周年で改めて考えるIZONEの魅力と、そして衣装

早いものでデビューからもうすぐ1年が経ち、ファンミやらツアーやらでIZONEを追いかけながら、自分の額のWの刻印が濃くなるのを感じる今日この頃。ブログのグループカテゴリーでもIZONEがダントツになってるし、ここまでになるとは一年前には予想してなかっ…

歌われてはならない鎮魂歌。IZONE「Vampire」

先日のさいたまスーパーアリーナにおいて初めてのコンサートツアー最終日を大盛況の中で迎えたIZONE。 ちょうどサードシングル「Vampire」の発売日と重なったいうことで、日本コンサートでのセットリストに初めて変更が加えられてこの曲が披露されていました…

fromis_9の安心、宇宙少女の変身、あとCLCにHighlight

もう夏だからなのか分かりませんが、ちょっと最近ガールグループのカムバラッシュがすごい。 しかもスルーするわけにはいかないグループが多くてブログ的には焦りを感じる中、この記事ではとりあえず気になった曲について触れたりしています。 fromis_9「FUN…

IZ*ONE「Buenos Aires」で思うこと

日韓混成というKPopグループはもう全然珍しくないけれど、そのひとつであるIZ*ONEだけが持っている特徴といえば、日本と韓国それぞれで異なるアイドルプロデュースを受けている点だと思います。 韓国におけるアイズワンはまさにKPopグループそのもの。「今の…

この愛はワイルド。IZ*ONE「Violeta」

「君は私のヴィオレッタ」というサビの歌詞の意味がよく分からなくて。 なので色々と考えて一応結論ぽいものに辿り着いた、という内容の記事です。 「Violeta」のリリース当初は特に思うところは無かったんですが、段々と気になる所が増えてきて、結局4月1…

ミンジュさんが「猫になりたい」で表現したもの

先日4月1日、「ヴィオレッタ」で華々しく初のカムバックを遂げたIZ*ONE。 セカンドアルバムである「HEART*IZ」は前作同様に多彩で優れた楽曲が多く含まれているだけでなく、元ワナワンのイデフィが作詞作曲した「airplane」や、ミンジュ&仁美が作詞に参加し…

IZ*ONEは2つの人生を生きられるか

先日発表された、AKB高橋朱里さんのウリムエンタテイメントへの移籍&新グループへの加入というニュース。 news.kstyle.com 目が醒めるような驚きを感じると共に、プデュ48の放送終了後、こういう動きをなんとなく期待していたことを思い出しています。 それ…

期待と不安そして誤算。年の境目に思う

今年も残すところあと少し。海外では干支の亥年をストレートにブタ年とか言うらしいですが、この記事ではKPopについて今年感じたことをざっとまとめてみます。 2018年この2曲 まさかの誤算、今月の少女 厚みを増すアイドルシーン IZ*ONEという挑戦 2018年こ…

IZ*ONEについて今思うこと

ちょうど昨年の今頃、2017年12月に横浜で開催されたエムネット・アジア・ミュージック・アワード(MAMA)で「PRODUCE48」の電撃的な製作発表が行われてから1年。夏に放送された番組を通して選ばれた12名は先頃10月末、日韓混成アイドルグループ・IZ*ONEとし…

越境するKPop、K/DA「POP/STARS」

少し前の話題になってしまいましたが、アイドゥルのソヨンさんがカッコいいことになってたK/DAの話です。 さる11月3日に韓国で行われたeSPORTSの世界大会決勝で突如お披露目されたのが、韓国とアメリカの若手アイドル・ミュージシャン4名によるスペシャルコ…

バラの花冠は女王の証。IZ*ONE「La Vie en Rose」

抑制と高揚、淡白と芳醇、抱擁と平手打ち。 相対する感覚を自在に操ってみせるかのようなIZ*ONE「La Vie en Rose」は、KPopの最先端に狙いを定めた優れた楽曲と高度なダンスパフォーマンスがあるべき一点で火花を散らしたような、圧倒的なデビューだった。 w…